早く治したいニキビ肌、でも乳液はベタベタして毛穴を塞いでしまうから使用しないほうがいいの？と、疑問に思うことはありませんか？
今回は、そんなニキビ肌の正しい乳液の選び方と使い方を考えたいと思います。
乳液を控えたほうがいい場合
もし乳液を使用してニキビが悪化する場合、乳液の‘成分’が原因かもしれません。
乳液に含まれている成分で、ニキビに良くないといわれているのが「ミネラルオイル」などのオイルです。これは「鉱物油」のことで、肌に蓄積する恐れがあります。
敏感なお肌には特に注意が必要です。
また、乳液に含まれる油分が多いと「オイリー肌」や「思春期ニキビ」の方には、ニキビを悪化させてしまう可能性がありますので注意が必要です。
乳液が必要な大人ニキビ
思春期のニキビと違って「大人ニキビ」と呼ばれるニキビには乳液が効果的です。大人ニキビは乾燥が原因の場合が多いのです。
大人の肌はとても乾燥しやすく、化粧水だけでは十分な保湿はできないので、そのまま放置しておくと乾燥してしまいます。
肌は乾燥すると外敵から身を守るために、肌を厚く、硬くしていく性質があります。それによって皮脂が過剰に分泌されて毛穴の出口が塞がれニキビができやすくなってしまうのです。
そこで必要な水分が蒸発しないように乳液でしっかりと蓋をすることが大切です。
どんな乳液がいいの？
1.肌にやさしいものを選ぶ
肌は外部から刺激を受けるとバリア機能が低下し、ニキビの発生や悪化につながることがあるといわれています。ですから乳液も肌への刺激をできるだけ避けるため、肌にやさしい乳液がおすすめです。
香料や着色料などの添加物が少ないものや、あれこれと配合成分が含まれていないシンプルなものがいいでしょう。
ニキビ肌にオススメなのは、「セラミド」が配合されている乳液です。セラミドには水分と油分の両方を溜め込む働きがあり、水分を肌の外に逃さないようにしています。
またセラミドは肌のバリア機能を回復させる効果があり有効です。
また、「ヒアルロン酸」などの保湿成分が配合されているものもおすすめです。しっかりと保湿をして乾燥を改善すればニキビが跡になる事も防ぐ事ができます。
2.抗炎症成分入りを選ぶ
ニキビができると、毛穴内で炎症を起こした状態になっています。その炎症を抑えるのが「抗炎症成分」です。抗炎症成分には主に「グリチルリチン酸ジカリウム」があります。
「グリチルリチン酸」は、もともと漢方の原料としても知られる甘草の根や茎に含まれている成分で、とても高い抗炎症作用と抗アレルギー作用を持つ成分です。
炎症を抑える成分が入っていることで肌荒れが落ち着き、炎症を抑え、ニキビへの悪影響を防いでくれます。
